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【子育て大賞・表彰式レポート】江戸川区へ直撃取材!「どんな子育てサービスを行ってるんですか?」

情報更新日:2018年4月26日 子育て・教育

東京23区の行政サービス情報をサイトやアプリで検索できる「ほじょナビ」を運営する、一般社団法人みんなで作る良い行政サービス協会では、「みんなで選ぶ!第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」というイベントを行いました。

「皆さんはどんな子育ての行政サービスに興味を持っているのだろう……?」「このイベントをきっかけに、多くの皆さんに子育ての行政サービスを知ってもらい、興味を持ってもらいたい!」と思い、インターネットで投票を呼びかけたわけですが、日本全国から1868票の“熱い一票”をいただくことができました。ご投票いただいた皆さん、ご協力いただきありがとうございました!

気になる投票結果ですが、上位は接戦でした。
本当に甲乙つけがたい素晴らしい行政サービスが並ぶなか、
子育て大賞は江戸川区の「乳児養育手当(ゼロ歳児)」
に輝きました。

そこで、ほじょナビ編集部は思ったのです。

「江戸川区って、実際のところ、どんな子育てサービスに取り組んでいるんだろう? 子育て大賞のご報告がてら、取材もしたい!」

居ても立ってもいられなくなったほじょナビ編集部は、江戸川区に直撃取材してきました。そのときの取材内容と子育て大賞の表彰式の様子をレポートしますね。

江戸川区長が明かす「『子どもにやさしい区』であるために取り組むべきこと」

江戸川区役所にやってきました

江戸川区役所にやってきました! まずは早速、江戸川区長の多田正見さんからお話をうかがいました。

インタビュアー:みんなで作る良い行政サービス協会の主任研究員でファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢

――このたびは子育て大賞の受賞、おめでとうございます!

多田区長:
多くの皆さんに「乳児養育手当」を選んでいただけてうれしいです。誠にありがとうございます。この「乳児養育手当」は、0歳児のいる世帯に月額1万3000円を支給するというサービスです。

――江戸川区は子育てでどのような取り組みをされているのですか?

多田区長:
江戸川区は子どもが多くて、0~18歳までの年少人口の割合が13%と高い。さらに、女性が一生涯に生む子どもの人数を表す「出生率」については、江戸川区が東京23区内で20年間トップでした。少子化が叫ばれるなか、子どもが多いというのは大変うれしいことです。ですから、子どものために一生懸命力を入れなければならないと考えています。

江戸川区では長年にわたって子育てに関するいろんな取り組みにチャレンジしてきました。例えば、今回子育て大賞を受賞した「乳児養育手当」と、「保育ママ制度」は1969年(昭和44年)に始まった、約50年も続く歴史あるサービスなのです。また、乳幼児から中学生までを対象にした「子どもの医療費無料化」(子ども医療費助成制度)にもいち早く取り組みました。

ただ、子どもやその親御さんを取り巻く環境は年々変わっていきます。ですから、今どのようなニーズが求められていて、どんなサービスに力を入れるべきなのかをいつも考え、取り組んでいかなくてはいけないと思っています。

――江戸川区の子どもに対する思い、こんなに熱いものだとは知りませんでした……。

多田区長:
おわかりいただけてよかったです(笑)。ちなみに江戸川区の年少人口は13%、高齢人口は21%と高齢者のほうが多いのですが、2018年(平成30年)度の江戸川区の医療・介護分野の予算については年少者、高齢者はともに1000億円ずつ配分しています。つまり、高齢人口が多いにもかかわらず、子どもへの予算に相当なウェイトをかけているのです。このように江戸川区が「子どもにやさしい区」であることを知っていただけたらうれしいですね。

多田さんからもっとお話をうかがいたかったのですが、肝心なことを忘れそうになっていました……。子育て大賞の表彰式をしないと!!

当協会の主任研究員 風呂内亜矢から多田さんへ、子育て総選挙第1位のトロフィーを贈呈しました。

江戸川区の子育てサービス担当者が語る「江戸川区の子育て支援ビジョン」

さらに、江戸川区の子育てサービスの取り組みについて深掘りしてみたい! そう思い、子ども家庭部・児童女性課課長の野口千佳子さんからお話をお聞きしました。

子ども家庭部・児童女性課課長の野口千佳子さんと当協会の風呂内亜矢・主任研究員

――先ほど区長の多田さんがお話しされていた、約50年も続いている「保育ママ制度」が気になっているのですが、これってどんな制度なんですか?

野口さん:
「保育ママ制度」とは、仕事などで養育が困難なお子さんを、区が認定した「保育ママ」さんが家庭的な環境でお預かりするという、江戸川区独自の制度なんです。保育ママさんとして認定されるのは、子育て経験のある女性の方ばかり。そんな保育ママさんのご自宅でお子さんを預かり、家族ぐるみで育てていただくのです。

実は私も保育ママさんに預けたことがあるのですが、まるで“第三の実家”のように大切に育てていただきました。子どもの日々の変化を保育ママさんから教えていただいたので、とても安心した記憶があります。

――なんだかそれって、「家族の一員」みたいなものですね。

野口さん:
そうなんです! これは実際にあったエピソードなのですが、保育ママさんが0歳の時に育てたお子さんの結婚式にご招待されたのだとか。保育ママさんとお子さんが家族や親せきのように、ずっとお付き合いが続いていることは少なくありません。「次に生まれた子も、あの保育ママさんにお願いしよう!」ということもよくあります。これは「保育ママ制度」が江戸川区に長く根付いている証だと思います。

江戸川区では、この「保育ママ制度」とあわせて、ご家庭で乳児を育てるための経済的支援として、子育て大賞を受賞した「乳児養育手当」を実施しています。区民の皆さんには特にこの2つの制度のご利用をおすすめしています。

――江戸川区民の皆さんも子どもに優しそうな方が多いように思いました。

野口さん:
江戸川区には「子どもを地域で育てる」という考えというか、“風土”があります。「近所にいる子どもは私の子どもだ」と考えて、学校の登下校の見守りを積極的にしていただいたりしています。これって言わば“下町的なおせっかい”で、古い考えかもしれませんが、とても重要なことだと私どもは考えています。

子どもが小さいときから地域の人々から支えられながら、いろんなことを経験する。それがその子どもにとって、たくましく生きるための力になると思うのです。私どもは区民の皆さんとともに、子育て支援の充実化に取り組んでまいりたいと考えています。

取材を終えて、「地域全体で子育てをする」という江戸川区の考えに共感を覚えました。地域のことを“自分事”として考えている江戸川区の強みを感じることができ、ナットクです。

江戸川区の多田区長さん、児童女性課の野口課長さん、職員の皆さん、取材にご協力いただきありがとうございました!

ほじょナビ編集部

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